【育児ノウハウ】第一次反抗期 イヤイヤ期を楽しく乗り越えよう
①第一次反抗期とはいつ?
反抗期は2回あるといわれています。
第一次反抗期はいわゆるイヤイヤ期と言われる
自我の芽生える1歳半~3歳ころまでに多く見られます。
ママとべったりだった乳児期を終え「自分」を見つける大切な時期と
言われています。
小さい子供は、上手に言葉を話せないうえに、自分の気持ちをうまく表現できません。
ママや他の兄弟姉妹、友達がやっていることをみて、自分もやりたくなるのですが、
それが思うようにできないと癇癪を起してしまうことがあります。
そうなると、”思考”の切り替えもうまくできないため「じゃあ、こうしよっか・・」と
いうママの提案も受け入れられなくて「いやいや~」となることがあります。
第一次反抗期の頃は「やりたい!」「さわってみたい」「自分ならできる」という、
好奇心の塊の時期とも言えます。
②イヤイヤや癇癪は甘えのサイン
”好奇心がある”といっても、まだ小さい子供ですから、できることは少ないです。
「自分でやりたい!」という気持ちと
「ママと一緒にやりたい」
「ママにやってほしい」という甘えももちろんあります。
また、”思考”の切り替えもうまくできないので、本当はやりたいのに
「いや!」と言ってしまったり、できると思ったのにできないので
悔しくなって、癇癪をおこしたり、
めまぐるしい感情が小さいからだの中で爆発しています。
③「謎のイヤイヤ」にママは困惑!?
昨日まで受け入れていたことが今日は全く拒否したり、
その逆もあります。
そういう時に
「なんでダメなの?」
「何がいやなの?」
と聞いてみても、
「〇〇だからいや、〇〇ならいい」
と、明確な答えがかえってくることは殆どありません。
本人もわからないことが多いと思います。
思いどおりにいかないことがいやということもあるでしょうし、
何となく「不安」を感じていたり、何かしら、もやもやしている感情が
湧き上がっているだけなので、聞かれても説明できないのです。
どんな時も、ママは温かく
「そっか~うまくいかなくて悲しかったね」
と、そっと気持ちを受け入れてあげると穏やかになるようです。
そんなママには「自分の気持ちを伝えてもいいんだ」
と、安心して成長することができます。
たいていは大泣きしていることが多いと思います。
時には、落ち着くまでぎゅーと抱きしめてあげて「大丈夫だよ」と
スキンシップで安心さえてあげることも重要だと思います。
ママも不安になったり、「なぜ?」と、イライラしてしまうことも
あるかもしれませんが、
「今は見守ろう!」
と、大らかに構える時期でもあります。
できないながら一生懸命やってる姿はいとおしくもありますよね。
③ママも適度に息抜きを!温かい気持ちで見守ろう
よく見かけるママさんの光景は、子供がママの手助けを嫌がった時、
子供の 気がすむまで、優しい眼差しを注ぎながら、じっと待っていてあげています。
また、「ここだけ手伝ってあげるね」とあくまで子供主体のスタイルで進めたり、
子供の意志を認める、見守ることで子供の気持ちも落ち着くようです。
子供との時間は、何かと延び延びになりやすいです。
日頃から、時間に余裕をもってスケジュールを決めておいたり、今日は
「無理そうだなあ~」と予定を変更したり、臨機応変で進めていくことでママに
余裕が生まれます。
成長の証、一時的なものと頭ではわかっていても
イライラしている子供を前に、自分のやりたい予定の半分もすんでいないなど
ママ自身も毎日余裕をもって生活することは精神的にも厳しいと思います。
怒ってはいけないとわかっていても、つい声を荒げてしまったり
待ってあげたいと思っていても、待てずに取り上げて変わりにやってしまったり
罪悪感でいっぱいのママも多いと思います。
ですが、それは子育て中のママなら大抵経験することだと思います。
ママも人間ですから、体調が悪い、予定が変更できないなどの理由から
受け入れられないことだってあるでしょう。
「第一次反抗期・・いつかは終わる・・。」
筆者(とみながゆきこ)は、”一生続くことではないから・・・” と、
ひたすら受け流しながら、この時期を乗り越えた記憶があります(笑)
子育ては、まわりのサポートも大切です。
この時期は、人見知りで ”ママじゃないとダメ” という子供も多く見られますし、
まだママに甘えたい時期でもあります。
ママの負担が多くなる傾向がありますが、ママにばかり負担を多くかかりすぎては、
苦しくなりますので、遠慮なく周りの人に支えてもらってください。
『子育て中のママさんを応援!』それは社会みんなで心がけたいところです。
以前スーパーで、子供さんが癇癪おこして大泣きしているのをみかけたことが
あります。
その時、そばを通った年輩の女性が、
「あらあら、泣かせてかわいそうに・・」とつぶやいていたことがありました。
子供さんのフォローでいっぱいのママさんでしたから、
「ケガしないように見ててあげて。代わりにできることはないかな?」
という視点でみて、声をかけてあげるだけでも救われるママも多いと思います。
もし、さまざまな理由で声掛けができないとしても、子供さんに
優しく微笑みかけるなど、温かい目で見守ってほしいと思います。
ママも子育てで、忙しかったり、体力の限界から、家事がおろそかになってしまっても
自身を責めないことです。
あれもこれもできる完璧なママはいません。
他の人ができているように思えても、うまく手を抜いてる場合もあります。
今日は泣き疲れて寝かせてしまった・・
お風呂にいれてあげられなかった・・
という日があったとしても
こういう日もあるよね、と割り切ってしまいましょう。
大変な日もありますがいつかは終わる道です。
一緒に乗り越えていきましょう。