第二次反抗期 思春期 ママたちの体験談 「暴言を吐いたり、物に当たったり・・・」
- Q 第二次反抗期(思春期)があることは知っていましたか?
- Q 実際に自分の子供が第二次反抗期に突入したときどう思いましたか?
- Q 反抗期前と最中では生活はどうかわりましたか?
- Q 一番困ったことはなんですか?
- Q どんなことがありましたか? 具体的にお聞かせください。
- Q 子供に対してどんな対応をしたか? 工夫されたポイントを教えてください
- Q 第二次反抗期はいつ終わりましたか?
Q 第二次反抗期(思春期)があることは知っていましたか?
Aママさん : 自分も経験しているのでなんとなくわかっていました。
思春期を第二次反抗期とよぶことは初めて知りました。
Bママさん : ”思春期”という言葉は知っています。
中学生の反抗期ですね。
自身の体験も含めて知っているというママたちが多いようです。
二回あることを知らなかったママもいました。
”思春期”については学校の保健の授業で、習ったのでわかりやすいかと
思います。
Q 実際に自分の子供が第二次反抗期に突入したときどう思いましたか?
Aママさん : ずっと素直で言うことをよく聞く子だと思っていたので
最初に反抗されたときはショックでした。
思春期だからしょうがないと思いましたが悲しかったですね。
Bママさん : 会話が減ったことで気づきました。親より友達との会話が増えて
さみしかったですね。コミュニケーションが減ったぶん、
子供の気持ちが、わかりにくくなりました。
小学生の高学年の頃はなんとなく、「子供の態度が変わってきたな~」と感じる
程度だった反抗期も、中学生になると、外出の仕方が変わり、親より友達を
優先するなど子供世界が広がってきたあたりから、本格的に突入というパターンが
多いように思います。
最初はなんでもママに相談してくれたのに…とさみしく思うママもいるようです。
Q 反抗期前と最中では生活はどうかわりましたか?
Aママさん: 反抗期前は、親になんでも相談してくれていたのですが、反抗期に
入ったのか急に話してくれなくなり、話しかけると不機嫌だったり、
無視されたりしました。子供の気持ちがわからなくなったため、内心
焦りました。一緒にイライラしてしまって、口論になることもあり、
とても悩みました。
Bママさん: 反抗期かわからなかったですが、子供との会話が目に見えるレベル
で減りました。よくお手伝いをしてくれる子だったので、その時に
よく、おしゃべりもしていたのですが、それが少なくなくなったせ
いもあると思います。
家にいるよりも友達と接してるほうが楽しいのか帰宅時間が、遅く
なりました。
第二次反抗期は「精神の発達」の中で起こります。プライドが形成され、親にどう
みられるか?、言われたくないことを言われやしないか? と気にし始めます。
また周りと比べるべることも多くなるため、落ち込んでいたり「自分に自信」が
持てなくなることから、無邪気に自分の話しができなくなることがあるようです。
そういう時に親のささいな言葉にイライラしてしまったり、友達のほうが対等で、
理解しくれると思いやすくなります。
Q 一番困ったことはなんですか?
Aママさん: コミュニケーションがとりにくくなったことですね。
会話が減ったので、何を考えてるのかわかりにくかったです。
進路や勉強や部活などで親子で相談しないといけない場面でも
なかなか会話ができませんでした。
Bママさん: 朝起きられなかったり、部屋にこもるようになったり家族との
コミュニケーションをとりたがらなくなったことですね。
最近はネット環境が充実しているお宅も多いので、ネットで連絡を
取り合ったりする友達も増えてきました。
コミュニケーションがとれないと、意思の疎通が難しくなるので、
何を考えているかわからないといった困った事例を多く聞きます。
また、健康面でも寝不足が増えたり、家族でご飯を食べなくなったり
不規則な時間帯で食事をとることも増え、心配になるママたちも多いようです。
Q どんなことがありましたか? 具体的にお聞かせください。
Aママさん: 小学校の頃までは、学校であったことや友達関係のことなど
毎日楽しそうに話してくれる子でした。
中学生になって、思春期に突入したとたん話しかけても無視する
ようになってきました。さすがに悲しかったですね。
Bママさん: 帰宅時間が遅かったことを叱ったことがきっかけだったと思います。
それから、夕飯の時も食べるだけ食べたらさっさと自室へ移動。
学校からのプリントなんかもテーブルの上においてあるだけ。
子供から用事があってもLINEで一言おくってきたりと、とことん距離を
置かれました。
Cママさん: ささいなことですが、約束を守らなかったことがありそれを指摘したこ
とがありました。「うるさい、くそばばあ」と暴言を吐かれ、物を
乱暴に置くなどの八つ当たりも。わが子ながら怖いなあと思いました。
無視や暴言、暴力、八つ当たりなど体つきが大人と等しい年ごろの子供から
受けると怖いと思うこともありますね。大切に育ててきた子供からそんな仕打
ちをうけることにショックもあるでしょう。思春期といえど、そんなことしてい
いの?と、悲しくなりますね。
Q 子供に対してどんな対応をしたか? 工夫されたポイントを教えてください
Aママさん: 無視されても、聞こえてはいると思い、伝えたいことは伝え続けまし
ただ、小言のようにねちねちいうのはやめて、簡単にでも突き放した
言い方にならないように気を付けて伝えました。
何かやってくれた時は、喜んでみせて、感謝の気持ちを伝えました。
Bママさん: 「ママどうしたらいい?」と聞いてみました。「放っておいてほしい」
と返事が来ました。あまり干渉せずに、距離を保つことにしました。
気になることはたくさんありました。見守ることは本当に大変でした
が、そうしたことで、お互いいやな思いになることは減ったような気が
します。
Cママさん: 「まだ子供なのだから」と思うことをやめました。子供だとしても、
一人の大人として扱うようにしました。「〇〇しなさい」という言い方
をやめて「〇〇してほしい」とお願い形式にしました。最初はばかばか
しいと思うこともありましたがそのほうが、うちの子には伝わりやすか
ったです。
無視をしていても、おそらくママの声は聞こえていて、拒否をしつつ、心には
響いていると思います。
ママが悲しい顔をしていたら「あ、言い過ぎたかも」と反省していることもある
でしょう。
でも、それを素直に謝れないのが思春期ととらえ「謝りたいんだな」と察して
あげることが大切かもしれません。
Q ママのモチベーションを保つもの大変ですよね
Aママさん: 小さい頃と違って、家に一人にさせることができるので、あまりひどい
癇癪のときはママのほうがプチ家出をしました。
帰ってきたときに、リビングにいた子供を見て「あ、心配してくれてた
んだな」と嬉しかったです。いつもは部屋にいるのに待っててくれたんで
すね。
Bママさん: 小さいころの子供の写真を見たりして過ごしました。
こんなに小さかった時は素直だったのにと悲しくなる時もありましたが
いろんな思い出がたくさんあったので、今は耐え時と思い込みました。
Cママさん: とにかく誰かに話を聞いてもらいました。そうすることで外では
結構頑張ってることがわかったんです。家ではあんな態度だけど外で
頑張ってる分甘えているんだなと思いました。
思春期は、学校や社会で全力で頑張ってる時期です。また悩みも多く抱え
さまざまなことを考えている時期でもあります。
ママに対してイライラしているというよりは、その抱えていることにもやもや
していることが多いと思います。深入りしないで見守ることが大切になって
きますね。
Q 第二次反抗期はいつ終わりましたか?
Aママさん: 始まりも終わりもいつとはっきり言えませんが、進路が決まり前向きに
動き出した頃からでしょうか。受験が終わりホッとしたんでしょうね。
そのあとも反抗期のような言動がありましたが、こちらも二回目なので
あわてずに、対応できたと思います。
Bママさん: 15歳くらいでしょうか。高校に合格した時に「ママ、いつもありがと
う」と言ってくれました。反抗期はママだけじゃなく子供もつらい時期
だったんだろうなと思えて、ホッとしました。
幼児の頃のイヤイヤ期同様、思春期も永遠に続くわけではないですね。
子供もつらい時期でもあるというベテランママの言葉にもあるように、いろいろと
悩みの多い時期でもあると思います。
人生の先輩として、いつか子育てをする時など、タイミングをみて、体験談を話して
あげたら、心に響くかもしれません。
思春期は、”子離れの時期” でもあるといいます。子供のほうは、親離れしようと必死
に頑張っているのでしょう。
うまく乗り越えるというよりも、子供との関係を見直し、これから先の未来へむけて
再スタートをきるというような気持ちでもいいのかもしれません。
なにより、ママたちの温かいサポートが必要になってきます。
適度に息抜きをして、ママ自身が追い詰められないようにしながら、寄り添え
るといいですね。