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【高校生不登校】高校1年生で不登校になった長男について(体験談)

 

わたしの体験

 

高校1年生で不登校になった長男

 

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小学校前半は、とてもやんちゃで元気いっぱい育った長男。

高学年では落ち着いて生活ができるようになってきました。

 

友達とケンカしたこともありましたし、いたずらをして先生から叱られることもありま

したが、学校へ行くのは特に問題なく通っていました。

 

中学生になり、進学を意識しだしたころからおそらく、長男の悩みが始まったのだと思

います。

 

長男は特に夢もなく、将来何がしたいのかわからない状態でした。

なので、進学をしたい気持ちがあるのだけど他の友達のように

 

「野球に強い高校にいきたい」とか

「〇〇を学びたいから〇〇科のある学校がいい」

などといった具体的な進学先の目標がありませんでした。

 

「近いところがいいや、通いやすいところ」

というような抽象的な目標だったため、勉強にも熱心さがみられませんでした。

 

塾へ行きはじめ、周りもあせってるから、自分も勉強しないといけない・・という意識

がだんだんみえはじめました。

それでも、受験に対するモチベーションはそれほど高くなく、遊びたい欲求ばかりを

優先させていました。

塾もさぼりがちになり、そうなるとどんどん落ちていく成績。

 

学校見学、説明会などを何校か受け、この学校がいいなと自分で行き先を決めた時に

は、内申点の足りない状態で、先生からのGOも出ない状態に…。

 

結局は本当にいきたいところではなかったものの、学校説明会で惹かれるところのある

学校に決め、受験にいどみました。

 

結果は合格でした。やる気のなかった中学時代と違って、高校へはそれなりに楽しんで

いってるようでした。帰宅が遅い日もありましたが、充実しているように思えました。

 

 

 

帰宅が早くなってきた

 

ある日、ふと気づくと学校から帰ってくるのが早くなってきたのです。

日によっては、3時間目くらいから学校に行ったりと不規則になってきました。

 

長男に聞くと

「そういう時間割だからだよ」

とのことでしたので、心配しながらも見守っていました。

 

1月のお正月明けの三学期が始まる日、突然学校へ行かなくなったのです。

 

最初は、体調も悪そうだったので病院へは行かなかったものの、休養すれば落ち着くか

な程度に思っていたのですが、1月中は全く登校しませんでした。

 

理由を聞いても全く話そうとせず、部屋にこもりがちになっていったのです。

 

食事は普段通りにしていましたし、弟たちとも普通に会話をしていましたし、学校の担

任の先生にも

「1、2学期はほぼ無欠席でしたので、欠席の枠はまだ大丈夫です。ゆっくり休ませて

様子を見て下さい」

と言われ、長い冬休みくらいの感覚で見守っていました。

 

夜はバイトに出る

 

2月は自分でバイトを決め、夜になるとバイトに出かけていくようになりました。

週数回の短時間のバイトでしたがいい気分転換にもなっていたようでした。

 

4月になっても学校へはいきませんでした。

教科書を買いには一緒に行きました。新しい教科書を見て気合が入るかなとも思いまし

たがその教科書を使って勉強することはありませんでした。

 

二人でゆっくり話す時間を何度も取りました。

学校へ行きたくないなら、せっかく2年生に進級できたのだから他の学校へ通うことも

できるということを何度も言いました。

 

「学校にはいきたいんだよね。行くなら今の高校がいい」

と、毎回そういうのですが、学校へはいきません。

 

そして

「やめたくないから退学届けは書きたくない」というのです。

 

でも、学校へいくことはありまでせんでした。息子の中で何か葛藤があるのでしょうが

私にはそれが何なのかわかりませんでした。

 

私立の通信高校の案内を取り寄せ、体験授業の予約もしましたが、行くことはありませ

んでした。

 

相談ダイヤルに電話しました

romirei.hatenablog.com

 

相談ダイヤルにも電話したことがあります。

息子を追い込まないこと、理由を聞きだすよりこれからどうしたのか聞いたほうがいい

などのアドバイスをもらいました。

 

4月を機に受験をしようとも説得しましたが、結局私の押しに負けたかのように

退学届けを出しました。

 

退学したけどまた高校生やりたい・・

 

高校からの帰り道息子は

「なんかちょっとすっきりした気分。でも高校生はまたやりたい」と、そう話してくれ

ました。

 

今は22歳です。

いまだになぜ学校に行けなかったのかを話してはくれません。

 

「高校行きたかったな」と、次男の制服姿を見て長男はいいます。

「今からでも行けばいいよ、応援するよ」

「そーだね」

長男の口から聞くのは「高校に行きたい」毎回それだけです。

 

私が子供の時も親に相談しないことがあったように、息子は親には話したくないかもし

れません。いつか教えてくれるといいなと思います。

 

もしかしたらいじめや、暴力などがあったのかもしれません。

長男なりに解決したかったのかな。でもできない葛藤があったのかな。

いろいろ想像しますがよくわかりません。

 

いろいろなバイトをして、就職先を探し、今は毎日会社に通っています。

 

親子で苦しんだ日々


不登校の最中は子供も苦しんだと思いますが、私も苦しかったです。

何度も泣いたり、怒ったりしました。

 

「お母さんは、俺が学校に行かないのが恥ずかしいんでしょ」

と、言われて落ち込みました。

 

「恥ずかしいことなんてないよ。心配なんだよ」

と言いましたが、恥ずかしいと思っていたかもしれない自分もいました。

 

見守ってほしいといわれても、何もできないことが一番苦しかったです。

どうにか立ち直ってほしかった、笑顔で頑張る姿が見たかっただけでした。

 

自分を責めてしまう・・

 

私の子供じゃなかったら学校へいけたのかなと自分を責めたこともありました。


今が幸せだったら、それでいいのかなとも思います。

 

苦しんだからこその幸せを実感

 

 二人で苦しんだからこそ、今頑張ってる息子の姿を見ることが嬉しいのかもしれませ

ん。

その姿が当たり前じゃないことを私も息子も知ってるから、普通に生活できることが

幸せと感じるのだと思います。

 

つらい経験でしたが、私にも長男にもきっと必要なことだったんだなと思う今日この頃

です。

 

 

                           by ゆっちゃんママ